『ソン・シギョンJAPAN 1st SHOWCASE TOUR 2018~春、君~』
2018/4/10(火)福岡 イムズホール F.A.E.P.レポート

▲©F.A.E.P.

桜の木とピンク色の照明で一足早く過ぎ去ってしまった桜の季節を惜しむようなステージ。客席の顔がしっかりと見えるホール。ファンにとってはたまらない距離でSUNG SI KYUNG JAPAN 1st SHOWCASE TOUR 2018~春、君~が開催されました。福岡のイムズホールはツアー3カ所目の公演です。

♪『Life is…』

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拍手で迎えられたあと、歌い出しを少しミスしてしまった様子で、「申し訳ないです・・・。釈明になりますけど・・・。」と照れくさそうにしつつもその事情をくわしく伝えてくれました。
「こういう会場好きです。」と言うとマイクを口から離して「聞こえますよね?」と、後ろの席まで聞こえるほど大きな声で呼びかけるシギョン。15年ほど前にも同じようなステージに1ヶ月程立っていた事があり、当時は毎日お酒を飲んでいたそうです。でも今はそんな体力が無いからと、今回のSHOWCASE TOURに向けて禁酒中。福岡でもスタッフがお酒を飲んでいる中、彼だけウーロン茶を3リットルも飲んだとの事!「福岡に来てまでお酒が飲めないなんて拷問みたいですよね?今日僕の体からはウーロン茶の匂いがしますよ?」と自分の袖の辺りの匂いを嗅ぐとファンから笑い声があがりました。

シギョン:今回は新曲のプロモーションのためのツアーだったのですが、録音が終わったのが4日前です。ギリギリだったんです。新曲のプロモーションだったのに、僕だけをプロモーションする事になってしまうところでした。今日は1時間半か2時間ぐらいになってしまうかもしれないけど楽しんでください。

♪『너는 나의 봄이다(君は僕の春だ)』

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SHOWCASE TOURのタイトルにちなんで春の歌を披露。「自分は緊張しやすいタイプ」と言いながらもそんな風には全く感じさせません。
ここで司会MCが登場しトークタイムとなりました。

司会MC:昨年のライブが終わってからどうしてましたか?
シギョン:最近本当に短期記憶喪失になってるんですよね。忙しいので忘れてしまって・・・。4月1日に日本に着いて、ほぼ1ヶ月間日本滞在になりそうです
司会MC:福岡はどんな印象ですか?
シギョン:なんか懐かしい感じです。釜山と似ています。食べ物が何でも美味しいじゃないですか!

前回来福した際に、お姉さん、お母さんと3人で行ったお店が美味しかったそうで、特にイカや豚足がお気に入りの様子。

シギョン:でも今回はお酒が飲めないから・・・。なんか服を着てお風呂に入った様な気分、暖かくて気持ちいいんだけど気持ち悪いみたいな、美味しくって幸せなのに何か間違えてる。あー飲めないんだ・・・。着の身着のまま出かけたのにズボンを履き忘れたみたいな。なんか完璧じゃない。ひとつ足りないみたいな気分です。でも歌のためですから我慢します・・・。

日本の中でも一番可愛く聞こえる方言が博多弁だと聞いていたそうで、客席のファンと司会MCに習い博多弁を披露「すいとーよ」「バリすいとーよ」「とっとーと?」「標準語もまだまだなのに博多弁までは無理です」と言いながらも話してくれたシギョン。彼の博多弁は貴重なものかもしれません。代わりにミニ生ハングル講座が開催されました。F.A.E.P.にもライブ前にインタビューをした際に教えてくれたのですが、同様に「もっと大げさに話した方がハングルっぽく聞こえますよ!」と真剣にアドバイスしてくれました。

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司会MC:NHK Eテレ「テレビでハングル講座」のレギュラーが始まりましたが、撮影は順調ですか?
シギョン:みなさん親切な人ばかりですよ。変化ってそういう物じゃないですか?失うものもありつつゲットする部分もある。今までは若いアイドルばかりがやっていて若い人がハングルに興味を持つことになった。でも急に古いおじさんが、太った引退したスポーツ選手みたいな人がレギュラーになっちゃってみんなビックリしたと思うんです。でもそれなりの自信はありますよ?アイドルよりは僕の方が発音はいいんじゃないかと思います。だからいいチェンジだと(番組スタッフも)感じてくれているようです。

隔週金曜日22:00からLINE LIVEで配信されている「ソン・シギョンの見えるラジオ」。「アイドルなら自宅で「僕の部屋だよー」ってやってもいいんでしょうけど、僕はそうではないので」と普段はスタジオを借りて撮影しているそうですが、今回はこのSHOWCASE TOUR会場でその1場面を再現してくれました。

ステージにテーブルと電子ピアノそして会場のファンから書いてもらった質問が入ったBOXが準備されました。「ソン・シギョンの見えるラジオ」のテーマ曲が流れると「美しい夜ですよね・・・」と柔らかな微笑みでスタート。着席して話始めたシギョンにもリラックスしている雰囲気が伺えます。

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まずは質問コーナーからスタート。「女性の好みの仕草」「何フェチ」なのかと尋ねられると、「髪を上に束ねる仕草」「女性のうなじ」とは言いつつも、結局はその事そのものではなく、好きな人がする仕草は全部素敵だし、全部がフェチだと語ると「デビューしてからこういう質問は初めてかもしれませんね。フェチって日本では話すのは大丈夫?日本人は飲み会でS?M?とか話したりしますよね?ビックリしました。韓国の方が保守的かもしれませんね。仲良くなった友達の間とかではいいですけど・・・バラード歌手のプロモーションツアーで聞く質問がフェチって・・・」と少し動揺した様子を見せました。

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また韓国語の勉強を頑張るために励みになるような言葉をかけてほしいというファンには「もっと頑張ってください!」とわざと厳しい言葉をかけながらニッコリと少し意地悪な笑顔。「自分の歌で思わず口ずさんでしまう歌は?」という質問には「ちゃんと歌っちゃダメなの?」と言いつつもリクエストに応えてくれました。彼の何気ない鼻歌を聴けたのはとてもレアだったかもしれません。

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