<F.A.E.P.ライブレポート>
SUNGMO Spring event 《ミモザ》
2023年4月17日(月)@福岡ROOMS

▲©F.A.E.P.

沖縄で開催された “島ぜんぶでおーきな祭 第15回 沖縄国際映画祭”。そのレッドカーぺットを、自身初の主演映画『ランサム』の関係者と共に、晴天のなか優しい笑顔で手を振って歩いていたソンモでしたが、翌日の4月17日からは、ミュージシャン:ソンモとして『Spring event 《ミモザ》ツアー』が、ここ福岡からスタート。



.

 <1部> 

ゆっくりとステージに出てくると「こんにちは。久しぶりですね?」と挨拶。暖かい拍手があがります。「平日、月曜日の昼から皆さんすみません。僕も沖縄から今朝来ました。(客席からの「お疲れ様!」との声に)お疲れ様です。色んな話は後にして、一緒に歌ってください。」

Departure

スタンドマイクから響く、透明感のある声が会場中を包み込みます。客席をひとりひとり見つめ、クラップとスウィングを煽りながら「元気をだしてください!」と声をかけます。

A step

ハンドマイクに持ち替えると今度はもう少しPOPな雰囲気で、客席に語り掛けるように「行くよ!」と声をかけてマイクを向けると、ソンモの「ともに」の歌詞の後に「歩こう」と続きが返ってきます。目を閉じ、耳を体ごと客席に向けて嬉しそうにほほ笑んで、マイクを客席に向けていたソンモ。歌い終わると「元気になりましたね?」とさらに満面の笑顔になりました。

©F.A.E.P.

4か月ぶりという福岡。今年も地方に来ることができて嬉しいと言いつつも、「これからはあまり地方にくることはなくなると思います。」と突然の発言に、客席からはどこか慣れたような笑い声と突っ込みがあがります。「え?ごめんごめん、良い意味でだよ?ある意味でそういうファンミとかできる時間が取れないほどかもって。最近は皆さんのおかげで色んな良い事がたくさんあって幸せな気持ちで過ごしています。」と、少し確信犯のような表情です。

©F.A.E.P.

今朝の飛行機で沖縄から移動してきたものの、飛行機が苦手なソンモとしては気候や時間やパイロットまで確認して慎重に飛行機を選びたかったところが、空席の余裕も無くそれが叶わず。沖縄へ入る時も同様で間に合わない危機もあったそうです。過去3回の沖縄のうち2回は大雨で心配だったそうですが今回は大晴天。「今回僕が色んなスケジュールがあって沖縄の気温まで調べてなかったんです。27度でしたねぇ。レッドカーペットだからスーツを用意していたんです。そのスーツはビルボードの時に着て皆さんからかっこいいって言われたやつだから着たんですけど、ちょうど秋のスーツだから・・・暑苦しくて。これ着てもいいのかな?って(笑)クローゼットルームに行って誰もいなかったから、ためしに他の俳優さんのスーツを触ってみたんです。そしたら、ん?みんな同じだな。じゃあみんなと一緒に我慢しよう、と思いました。」と裏話も聞かせてくれました。

©F.A.E.P.

Hello & Goodbye

今回のイベントを「ミニトークライブ」だと表現するソンモ。普通のアーティストならミニトークライブだったら歌うのは3曲ぐらいだから、
「次の曲がラストです。では皆さん最後の曲を聴いてください。」とおふざけをするも、曲が始まると表情がガラッと変わり、会場の空気感さえも変えてしまいます。両手でスタンドマイクに触れ、綺麗なファルセットが響き渡ります。

©F.A.E.P.

ウットリと聴き入っていた客席のファンに「はい、ではここまでです。本当に今日は忙しいなか来てくれてありがとうございました。」とまだ先程の「3曲くらい」の話を続けます。「3曲は最悪ですよね?4曲は歌わないとね?」「歌う事も好きなんだけど、僕は皆さんをいじるのも好きなんですよね。」とまだまだブラックソンモのままのようです。

Wish

4曲目は椅子に座ってしっとりと聴かせるバラード。
両手でマイクを握りしめて、誰よりもソンモ自身が気持ちよさそうに歌っているように見えます。

色々なアーティストのファンミを見てきたというソンモ。そこでできるだけファンの皆さんと交流できるゲームとして「テレパシーゲーム」を提案。それもファンの皆さんがやる気を出すように優勝者にはチェキのプレゼント付きとのこと。それでも少しシャイな反応をするファンに「やめる?いいよ?」と優しいトーンで問いかけるも、すぐに「(次の公演地の)広島でやるから。福岡は全然面白くなかったことにしていいよ?」とニヤリ。

©F.A.E.P.

続きを読む
1 / 6